2024年11月01日 12:00より、いよいよMonster Hunter WildsのSteam版もOpen Beta Testが開始されました。来年2025年の2月に発売が予定されている本作には私も期待をしていて、意気揚々とダウンロードしてベータテストに参加してみましたが、残念ながらまともにゲームできておらず、今は意気消沈しながら記事を書いています。
様々な問題を設定をいじったりしながら2時間近く格闘していく中で、特にクリティカルな問題であった「画面が真っ暗」になる現象は解決しているのでその方法を紹介しつつ、私の環境での現時点の状況をまとめておきます。同じように困っている方や、本作の購入を検討されている方は参考にしてみてください。
画面が真っ暗になる問題
ゲームのインストールが終わると様々な設定を強制的に行うことになり、その後キャラクター作成画面へと遷移していきます。
私の環境では設定項目などのUIは表示されているものの、「キャラクター作成画面のキャラが表示されない」という致命的な状態となりました。キャラクター作成画面から戻ることもできなかったため、仕方なくデフォルトの状態で無理やりキャラクター設定を確定させ、なんとか最初の一連の設定を終えました。
しかし、ゲームが開始した後もムービー(と思われる画面)も、ゲームのフィールド・キャラクター(と思われる画面)も、上記スクリーンショットのように真っ暗となっていて、まったくゲームがプレイできないという致命的な状態でした。
画面の解像度など思いつくところを色々と変更して試してみましたが、なかなか症状を改善することができないため、プレイ・購入することを諦めようかと思っていました。
解決方法
色々と設定を順番に変更していっている中で、ようやく画面の表示が行われる設定に辿り着きました。
私の環境の場合、オプションのGRAPHICSの項目の中にある、アップスケーリング(超解像技術)を「使用しない」に設定することで、キャラクターやフィールド、それにムービーも表示されるようになりました。
[オプション] – GRAPHICS – アップスケーリング (超解像技術)
=> 使用しない
私はゲームのグラフィック関連に詳しいわけではないですが、最近の技術の名前なのか私は聞いたことがない設定項目名でした。何なのかよく分かりませんが、デフォルトでは使用するようになっているため、標準の設定状態では画面が真っ暗になる状態で、設定を変更するとゲーム画面が見えるという状況です。
余談 : 品質について
残念ながら、私が品質管理を担当していたら余裕で差し戻しになるレベルの致命バグです。とはいえ、ゲーム画面が表示される状態にはなるので、修正としては「設定の初期状態」を変更するという逃げ道でもとりあえず致命的な状態は解消されそうです。
根本修正となると、「使用する状態で画面真っ暗」の原因究明と修正、または使用できないのに使用できると判定されてしまっているチェックロジックの修正といった感じでしょうか。いずれにしてもちょっと骨が折れそうです。
製品版リリースまで時間はあまりありませんが、修正されて良い品質でリリースされることを期待します。
コントローラーが使えない
インストール直後はコントローラーもある程度(RBが効かないなどはあるものの)動いていたのですが、再インストールをしたり、設定項目を色々と変更しているうちに、完全に使えなくなってしまいました。使っているのはMonster Hunter Riseでも愛用していたPS4コントローラーです。
どうにもおかしいのでSteamのライブラリからMonster Hunter Wilds Beta testを確認すると、上記のようにコントローラーサポートが完全に切れてしまっていました。最初がどうだったのか確認していなかったのですが、再インストールしてもこの状態は改善されず、完全にお手上げです。
Monster Hunterシリーズをキーボードマウスでプレイしている強者もいるみたいですが、さすがに私はコントローラーでないとプレイする気にもなれないので、残念ながら私のBeta test参加はここまでのようです。
ちなみに、Monster Hunter Rise (Steam版)の、ライブラリにおけるコントローラー表示は上記のようになっており、RiseとWildsではコントローラーの扱いが異なるようです。
私のようにPS4コントローラーを使ってRiseがプレイできていたから、WildsもPS4コントローラーでいけるだろうと思っている人は要注意です。
品質の悪さに絶望
まぁ今回はBeta testなので、品質がある程度悪いのは想定の範囲です。特にPC環境であるSteam版は、ユーザーのパソコン環境の幅が広く、コンシューマー版に比べて圧倒的に安定動作させることが困難です。そのためにBeta testで、できるだけ広く利用者の環境依存問題を拾い上げ、リリースまでに調整をしようと考えているのだと思われます。
ただ、今回のBeta testは11月1日から4日までの3日間しか期間がなく、リリースまでも4か月程度しかありません。個人的には「よほどいい状態」のBeta版が来るものだと勝手に想像していた分、今回のこの品質には心の底からがっかりしました。
Monster Hunter Wilds (Steam版)のシステム要件は、上記のように掲載されています。
見てわかる通り、グラフィックにはグラフィックカードが2種類しか掲載されていません。これはシステム開発やゲーム開発でよく採られる手法で、社内の開発で利用している環境、つまり動作がしっかり確認が取れている環境だけを記載しておいて、その他の環境では「動く想定」だけどシステム要件に記載しないことで「保証しない」という手口です。(批判しているわけではありません)
私のパソコンのグラフィックカードはシステム要件に記載されているいずれのものでもないため、厳密にいえば「システム要件を満たしていない」となるため、当然サポートも受けられなくて当然です。コントローラーについては記載すらされていません。
残念ですが、今回のこの品質ではさすがに私は製品版を購入することはできません。
また、Beta test期間が短いことから、修正版で動作を確認することも難しいでしょう。私が安心して製品版を購入するには、Beta testで発見された問題が修正されたバージョンを何らかの形でリリースされなければ難しいでしょう。作成したキャラクターが引き継げるらしいですが、今回の問題の関係で私はデフォルトのキャラクターが保存されてしまっており、そのことも逆にモチベーションの低下に繋がってしまっています。作り直すことは可能でしょうが、本当に心の底から萎えてしまって残念に思います。
私の場合、Monster Hunterは初代からプレイしているお気に入りのゲームの一つではありますが、発売日を待ち望むほど熱心なファンという訳ではなく、Honster Hunter Riseも年末か何かのセールで安くなっていたから購入したという程度の熱量です。今は、プレオーダー(予約購入)をして無くて良かったと、心の底から安堵しています。
今や世界的に多くのファンを抱えている本作は期待も大きく、日本の数少ない世界的な成功ゲームタイトルの一つでもあり、これからの仕上げに期待しています。
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