Fragile Archives – 人生の視野を広げる知の欠片

Fragile Archives - 人生の視野を広げる知の欠片

学問の枠にとらわれず、「常識」や「当たり前」にも疑問を持ってみると、日常の中にある何気ない出来事や言葉にも、歴史の痕跡が見えてきます。その由来や背景を知ることで、自分の価値観に変化が生まれ、広い視野で物事を考えるきっかけになるでしょう。

学ぶことは楽しい事で、知識は人生を豊かにしてくれます。歴史を振り返れば、人々もまた知らないことを学び、新しい価値観を得ながら社会を変えてきました。全ての知識を持った人は存在せず、知識の多寡は程度の差でしかありません。
純粋に新しい知識を得ることを楽しめた方が、人生幸せだと思うのです。

キリスト教禁教の崩壊序章 ― ペリー来航と不平等条約の宗教条項
ペリー来航後、日本は不平等条約で外国人の「信教の自由」を認めさせられました。 200年続いたキリスト教禁教体制が崩れ始めた時代を、宗教条項の原文と共に紐解きます。
日本が亜熱帯化してゲリラ雷雨が頻発する理由
夕方などの時間に突然物凄い雨が降ったりして、ゲリラ雷雨として報道されることも多くなりました。夕方に振る突然の雨の事は夕立と言って昔からありましたが、近年のように街全体が水に浸かってしまうような激しさはなかったように思います。今回は、この頻発するゲリラ雷雨の原因について取り上げているニュースから、改めて温度と湿度の関係と危険性について確認していってみます。
読めなかった古事記、読まれた日本書紀 ― その背景と古事記伝の意義
日本人は、なぜ古事記を読めなかったのか。その理由を解き明かし、失われた古典を解読した本居宣長と『古事記伝』の意義をたどります。
raven(レイブン)とcrow(クロウ)の違い – カラスを意味する英単語
日本語では、レイブンもクロウも同じようにカタカナで使われ、どちらも「カラス」を意味することが知られています。しかし、英単語としてのravenとcrowにはイメージの違いがあります。今回は、それぞれの単語の違いと合わせて、名前に各単語が含まれたキャラクターなども紹介しています。
復古神道と国学 ― 神道の純化をめざした江戸後期の思想
江戸後期に成立した復古神道を、垂加神道・本居宣長・平田篤胤の思想の流れから整理。神道の純化をめざした国学の展開と、幕末・明治への接続を思想史の視点でたどります。

キリスト教禁教史 ― 多文化共生を考えるための日本史

なぜ日本は宗教を禁じるという極端な選択をしたのか。

その背景には、外交・治安・社会不安が重なる現実がありました。
禁教の歴史をたどることで、現代の多文化共生や宗教をめぐる課題を考える手がかりになります。

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このサイトで扱う主なテーマ

歴史

日本史や世界史の「人物」や「出来事」を切り口に、背景や流れを丁寧にたどります。

過去を知ることで、現代の出来事を考えるヒントを探ります。

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社会

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思想

宗教・哲学・学問など、人の「ものの考え方」に関わるテーマを扱います。

私たちの常識や価値観がどこから来たのかをたどり、自分の視点を見直します。

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successとsuccession ― 英語で成功と継承がつながる理由
successとsuccessionは似た形を持ちながら「成功」と「継承」という異なる意味を持つ英単語です。本記事では語源や派生語をたどりながら、英語の語族構造と日本語の言語構造の違いを解説します。
日本と世界の遺体観 ― 構造から整理する土葬問題の論点
日本では遺体を忌避する感覚が強いとされますが、この価値観は世界共通ではありません。本記事では日本と世界の遺体観を比較し、文化や社会構造から土葬問題の論点を整理します。
徂徠学(そらいがく)とは何か ― 道徳だけで社会は治まるのか
荻生徂徠の徂徠学とは何か。朱子学が道徳によって社会秩序を説明したのに対し、徂徠は制度に着目しました。古文辞学や古学との関係、伊藤仁斎から続く思想史の流れの中で徂徠学の位置付けを読み解きます。
江戸時代の日本とアメリカ – 独立とペリー来航そして南北戦争へ
アメリカの独立やペリー来航は、江戸時代のどの頃にあたるのでしょうか。歴史の出来事は点で学ぶことが多いですが、今回は歴史の出来事の「当時どんな状況だったのか」を確認するため、江戸時代の日本とその頃のアメリカ合衆国の動きを比較しながら、並列にまとめています。

Concept

私たちは、物事を考えるときに「常識」という社会通念を頼りに、自分の考えをまとめがちです。
しかし、人の知識や経験はそれぞれ異なり、拠り所としている常識もまた、普遍の真理ではありません。

その常識は本当に正しいのでしょうか。

公平に考える」ことは、思う以上に難しいものです。どれほど客観的であろうとしても、自分の知識や経験の範囲で導いた答えは、少なからず偏りを含んでいます。

本サイトでは、歴史的な出来事や思想の背景をたどりながら、
見落とされがちな「視点」を提示していきます。

その視点が、より公平で柔軟な考えを持つための手がかりとなれば幸いです。