「鳥肌」って英語で何て言う? – 動物に関連した英語の比喩表現

鳥肌 言語

言語は他者とのコミュニケーションをするためのツールですが、理解を深めるためなどを目的として、別の物事に例える比喩表現が使われることがあります。

日本語にも英語にも比喩的な表現は多くあり、中には「単語」として定着しているものもあります。日本語で使われる「鳥肌」という単語は、英語でも似たような表現があります。今回は、鳥肌の英語表現と共に、動物に関する比喩表現をいくつか紹介します。

動物に関連した比喩表現 (英→日)

英語は日本語と同じように様々な比喩表現があります。今回はその中から動物に関する比喩表現を厳選して3種類だけ紹介します。

英語日本語
goosebumps鳥肌
bullseye!命中!
copycat真似する人

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

goosebumpsで「鳥肌」

日本語では、悪寒や恐怖などで皮膚にブツブツがでる現象を「鳥肌」と呼び、現代においては「鳥肌が立つ」で感動する・感銘を受けるといった意味でも使われるようになっています。

英語で「鳥肌」はgoosebumpsと表現します。

goosebumpsの発音をカタカナで表現すると、グースバンプスとなるでしょう。

gooseはガチョウ(鳥)の事を指し、bumpはコブを表す他にぶつかるといった動作でも使われる単語ですが、組み合わせることで「鳥肌」といった意味で使われる単語になります。got goosebumpsで「鳥肌が立った」のように使われます。

bullseye!で「命中!」

映画などで頻繁に使われる表現でbullseye(bull’s eye)があります。

英語でbullseye!と言うと「命中!」といった意味合いで、会話では掛け声のように使われます。
また、ダーツの中心の事も指す言葉です。(ブルズアイ)

日本語では、狙い通りに的中させた仲間に「ナイス!」といった掛け声をかけることがあると思いますが、bullseyeも似た様な使われ方をし、特に射撃や推察などが「命中」した場合に使われます。自分で命中させた場合にも「やったぜ!」といったニュアンスで使われることがあります。

bullは牡牛の事でeyeは目なので、bullseyeで牡牛の目ということになります。由来には、闘牛血走った眼を標的にしたとか、射撃の的に牛の頭骨を使用したといった説があります。

copycatは「真似する人」

日本ではペットなどで親しまれるネコ(cat)は、英語表現でも頻繁に登場します。

copycatは「真似する人」という意味ですが、主に真似することが悪いという文脈で使われ、日本語での「パクる」に近いニュアンスがあります。

copyは複製するという意味なので、そのままだと真似するネコといった言葉です。He is a copycat.(彼は模倣者:パクり魔だ)といった悪口などで使われます。

比喩表現のcatは良い意味でも悪い意味でも使われます。cool catというとカッコいい人という意味になりますが、cattyという形容詞では「意地悪な」といった意味になります。

日本語も英語も同じ言語

日本語にも同じように、動物に関連した比喩的な表現が多くあります。以下にいくつか挙げてみます。

比喩表現意味
馬面面長 (顔が長い)
狼少年嘘をつく人 (子供)
犬死に無駄な死

日本語と英語は、遠い場所で長い時間をかけて形作られた異なる言語ですが、同じように動物を使った比喩的な表現があることは、大変興味深いものです。

比喩的な表現やイディオムを覚えると、会話にも使えますし、映画や海外の動画などを見る際にも役に立つので、是非覚えてみてください。

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