rainとreign – 同じ発音で違う意味の英単語「レイン」

rainとreign 言語

英語には、RとLや、THとSのように、日本人からは違いが分かりにくい発音が多くあります。

Reignという単語は、日本でも一般的な雨を表すRainと同じ「レイン」という発音ですが、日本ではあまり一般的ではないかもしれません。今回は、これら2つの単語の発音意味と共に、Reignという単語が使われる作品などについても紹介しています。

英単語 rainとreign

英単語のrainとreignは、どちらも同じ発音で、カタカナでは「レイン」と表記されます。実際の英語の発音では、最初の音はR(アール)音なので注意が必要です。母音の音はハッキリとした「a : エイ」となり、Google 翻訳の発音表記は以下になります。

Rain/Reign - レインの発音(Google 翻訳)の比較

それぞれの単語の代表的な意味は以下になります。

英単語意味
rain
reign治世
英単語「レイン」の意味の違い

日本語のカタカナで「レイン」とした場合は、雨を意味するrainとするのが一般的で、治世を意味するreignを意味することは、日常会話などではまずないでしょう。

reignはタイトルの定番単語

reignという単語は、ゲームなどのタイトルなどでは比較的頻繁に使われます。サブタイトルなどでは、定番と言ってもよい程に見かけます。いくつか代表的な作品を紹介します。

ELDEN RING NIGHT REIGN – エルデンリング ナイトレイン

エルデンリング ナイトレインは、2025年5月30日に発売されたローグライクアクションRPGです。フロムソフトウェアが開発し、バンダイナムコエンターテインメントから発売されています。好評だった前作エルデンリングのスピンオフ作品となっています。

ELDEN RING NIGHT REIGN

オフィシャルサイト : ELDEN RING NIGHTREIGN

NIGHT REIGNの意味

タイトルのNightは夜を、Reignは治世というよりも支配という意味合いが感じられ、night reignという名前からは「夜の支配」や「夜が支配した世界」を想起させます。また、ゲーム内の雨(rain)の要素を表現しているといった側面もあります。

Don’t Starve: Reign of Giants – ドントスターブ レインオブジャイアンツ

Don’t Starveは、2013年にKleiから発売されたサバイバルゲームで、独特なグラフィックと過酷な難易度で大人気となりました。多くのプラットフォームに展開し、DLCなども多くリリースされました。日本でも「ドンスタ」の愛称で親しまれ、マルチプレイができるDon’t Starve Togetherは配信や実況などでも多くプレイされていました。

Don't Starve - Reign of Giants

Reign of Giantsは、2014年に発売されたDon’t Starveの最初のDLCです。オリジナルのゲームに、新しいキャラクタークラスや敵、バイオームなどを追加します。

オフィシャルサイト : Don’t Starve

Reign of Giantsの意味

「Giants」は巨人を意味する英単語で、日本でも野球の球団名(ジャイアンツ)として一般的に知られています。Reign of Giantsは「巨人の治世」という意味で、サブタイトルからは「巨人の世界」「巨人の統治する世界」を想起させます。

名前の通り、DLCのReign of Giantsには、巨人タイプの追加モンスターなどが登場します。

同じ発音の単語 – 同音異義語

日本語にも同じ発音の単語「同音異義語」は多くあります。

読み方同音異義語
きこう気候、寄稿
たいせい体制、耐性
しりつ市立、私立
日本語の同音異義語の例

日本語の場合、紛らわしい単語を区別するために、あえて別の読み方をする場合もあります。電話などで「私立:しりつ」を伝えようとすると「市立:しりつ」と区別がつかないため、「私立:わたくしりつ」と伝えるなどが有名です。

英語を母国語としない日本人からすると、英語にはRやLのように「似た発音だけど違う音」という単語が多いため、英語の同音異義語には違和感があるかもしれませんが、英語にも日本語と同じように同音異義語は存在します。

同音異義語の区別

同音異義語の単語は基本的に文脈から判断するしかなく、これは日本語も英語も同じです。

今回紹介した例だと、Reign of GiantsはRain of Giantsでは「巨人の雨」となり違和感があるため、Reignではないかと想像するといった具合です。ELDEN RINGのNight Reignは、夜の雨でも通じることを敢えて選んでいるお洒落な命名といえるでしょう。

以下の記事ではカタカナでは同じでも、英語では発音も意味も異なる「ブライト」について紹介していますので、興味のある方は是非ご覧ください。

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