文化

社会

マウントを取る社会 ― 比較の宗教が作り出す幻想

SNSでも職場でも、いつの間にか「他人より上に立ちたい」と思ってしまう――。そんなマウント社会の裏には、儒教以来の“比較の宗教”が潜んでいます。優劣の幻想に気づくことで、苦しみから抜け出す方法を考えます。
言語

ズボンやボタンはフランス語? 語源でたどる明治日本の西洋化

私たちが当たり前に使う「ズボン」や「ボタン」。実はどちらもフランス語が語源です。明治の日本が西洋化を進めた時代、なぜ服飾の外来語にフランス語が多く残ったのか――その歴史をたどります。
思想

百人一首「風そよぐ」 ― 「禊ぞ夏のしるし」は夏か秋か

百人一首「風そよぐ楢の小川の夕暮れは――」。藤原家隆が詠んだ「禊ぞ夏のしるしなりける」は、夏か秋か。夏越の祓と旧暦の季節のずれから、和歌に込められた祓と季節の感性を読み解きます。
社会

その殺人は罪か、それとも救いか ― 森鴎外『高瀬舟』と安楽死

森鷗外『高瀬舟』に描かれる、兄を殺めた喜助と揺れる同心・庄兵衛。人を救う行為は罪なのか。安楽死・尊厳死が語られる現代に、この物語は何を問いかけるのか。
言語

CanonとCannon ― 英語で再び分けられた言葉の語源史

英語の canon と cannon は、発音が同じでも意味が異なります。その起源はギリシャ語・ラテン語にさかのぼり、フランス語を経て再び分かれた――語源から文化・思想の背景まで、言語の不思議を辿ります。
思想

神域は内か外か ― 紙垂としめ飾りがつくる「結界」

お祭りの紙垂(しで)と正月のしめ飾りは、どちらも神と人を隔てる「結界」。家の内と外、どちらが神域なのか――身近な風習から神道の空間感覚をひもときます。
言語

「テーゼ」という外来語 ― 明治日本に取り入れられた西洋哲学

「テーゼ」「アンチテーゼ」などの外来語は、どのように日本語に取り入れられたのでしょう。アニメの歌でも知られるこの言葉の意味と、その歴史を解説します。
社会

制服に意味はない? ― ドレス法から考える服装統一の意義

制服の自由化が進む現代。服装の統一に意味はあるのか?18世紀スコットランドの「ドレス法」を通じて、制服の意義と自由・規律のバランスを考えます。
言語

“かわいい”って何? ― 言葉の変遷に見る日本人の感性

「かわいい」という言葉の意味は、もともと“気の毒”から始まった?古語「かはゆし」から現代の“Kawaii”へ。日本語の変遷をたどりながら、日本人の感性とアイデンティティを探ります。
思想

穢れは移る ― 神道の触穢(しょくえ)と”えんがちょ”

神道の重要な観念「触穢(しょくえ)」とは何か。死や出産、月経に関わる人々の隔離、世界との比較、現代に残るえんがちょ文化まで紹介。